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Time and Space in the Distance

Time and Space in the Distance

第0話~プロローグ~

 気がつけばもう窓から光が差し込んでいた。
 僕が勉強し始めた時は田舎のためかこの世の終わりを感じさせるような暗闇が僕をテスト勉強へと追い込んでいたのにさすがに6時にもなると太陽がまぶしい。

 すっごく恵まれてることなんだろうけど自分の部屋が南向きに窓があるのは大変だ。

 それは冬でもゆっくり寝ていられないからだ。ただでさえ寝不足な僕はたいした勉強もせずに毎度のように徹夜してしまった。

 僕だけだろうか?テスト前は早く寝たい気持ちもあるが寝てしまうとなんだかもったいない気がしてつい起きてしまうのは・・・。

嗚呼神様仏様僕はまた無駄にアホに馬鹿に徹夜してしまいました。どうかゆっくり眠れる時間をください。私にひとときの急速をお与えください。などと無神教の僕がいるかどうかもわからないものに頼んでいた。

だいたい神は何ができるんだ?僕らを創った?それなら神はどうやって生まれた?それになんであんな偉そうないかにも「神」みたいなイメージなんだ
ろう?まぁ俺の脳内の神はキリスト教系の神やギリシャ神話系の神がベースだけど・・・。
実はものすごいフツーだったりして。。。。
ってそんなわけないか!てかいるかどうかもわかんないんだし俺のような迷える子羊にも少しの救いも無いんだからいないと思っても仕方が無いよな~
僕は自分自身の意見を無理やり肯定した。なんだか歯がゆい気持ちだったがこれ以上脳内で妄想するのは徹夜の俺でなくても疲れるのでやめることにした。とりあえず7時までねるか。
僕はしっかりとカーテンを閉め部屋の電気を消した。


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